【石巻市】宮城県慶長使節船ミュージアム〔サン・ファン館〕
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
石巻市渡波地区、牡鹿半島の北西部の高台に〔サン・ファン館〕はありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、臨時休館措置を行なっていました。
5月13日からは一部施設のみ再開していましたが、6月1日より映像設備の一部も再開しております。
〔サン・ファン館〕は慶長使節の歴史や大航海時代の帆船文化を紹介する博物館です。
石巻市渡波地区の牡鹿半島と太平洋を一望できる景勝地の高台に建てられ、1996年に開館した宮城県慶長使節船ミュージアム〔サン・ファン館〕は、約400年前に慶長遣欧使節ら一行を乗せて、太平洋を往復した「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船が展示されている博物館です。
慶長遣欧使節とは約400年前、当時の仙台藩主 伊達政宗が仙台領内にてキリスト教の布教を容認することと引き換えにノビスパニア(メキシコ)との直接貿易を求めて、イスパニア(スペイン)国王およびローマ教皇のもとに家臣の支倉常長らを派遣した外交使節です。
館内には、慶長使節が派遣された時代と使節の足跡をジオラマやパネルなどを使ってわかりやすく紹介している慶長使節展示室、サン・ファン・バウティスタ号に関するものを中心に常設展示している企画展示室などがあります。
また、現在は老朽化の影響により立ち入りができなくなってしまった復元船の内部の様子や実際には見ることができない上空からの様子、コンピューターグラフィックスにより再現したサン・ファン・バウティスタ号を臨場感あふれる大型スクリーンで楽しめるサン・ファンシアターもあります。
なお、〔サン・ファン館〕は東日本大震災での大津波やその後の台風による高潮などにより、ドック棟と復元船が大きな被害を受けましたが、国内外の多くの支援により2013年に再開館を果たしました。
しかし、「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船も老朽化が著しく、2020年まで存続させその後に解体予定となっておりますが、復元船が今のままの姿で存続することを願う声も多くあり、今後の動向も注目されています。
サン・ファン館には〔石巻市サン・ファン・バウティスタパーク〕が隣接しています。
サン・ファン館に隣接している石巻市サン・ファン・バウティスタパークは、慶長使節団の支倉常長らが見たイタリア広場をイメージして作られている公園です。
公園内は野外ステージを中心に放射線状に彩られたタイルと周囲の緑が美しく調和していて、毎年5月には「サン・ファン祭り」などの野外イベントが開催されるなど、市民の憩いの場として利用されていて、公園内にはサン・ファン館が休館日でも無料で入ることができます。
また、公園を抜けた高台では係留するサン・ファン・バウティスタ号の姿と太平洋を眺望できる牡鹿半島の絶景スポットとなっています。
なお、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により「サン・ファン祭り」も秋季へ延期予定となっております。
〔サン・ファン館〕へのアクセス
〔サン・ファン館〕は牡鹿半島の北西部、太平洋に面した高台にあります。
石巻線渡波駅から南東方面へ約600ⅿ先にある万石橋を渡り、約500ⅿ先にあるサン・ファントンネルを抜けたところにあります。
駐車場はサン・ファン・バウティスタパークと共用になりますが無料で利用可能、乗用車約300台分が確保されています。
【開館時間】
・午前9時30分~午後4時30分
※最終入館は閉館の30分前まで
※8月中は午後5時30分まで延長開館
定休日 毎週火曜日(祝日を除く)、年末年始
【入館料金】
〔サン・ファン館〕
・一般 350円
※高校生以下は無料
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