空室が多くて困っている場合、短期間だけ貸すというのも有効です。
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
アパートなどの賃貸物件は、需要と供給のバランスが崩れてしまうことで空室が目立つようになります。
一時的に需要が高まることもありますが、賃貸物件の供給戸数が増え続けている時代ですので、空室が多くなってしまい悩んでいるオーナーさんもいらっしゃいます。
賃貸物件は入居していただかない限り家賃収入を得ることはできません。安定した賃貸経営を継続していくためには入居者の方に長く住んでいただくのが1番です。
しかし、空室が多くなってしまっている場合、そのことにこだわるのはちょっと危ないかもしれません。
長い期間住んでくれる入居者を探すことにこだわっていませんか?
賃貸経営を安定させるためには、長い期間入居していただくことが大事になります。2年や3年毎に入居者が変わってしまうと、室内の修繕に関する費用もその都度掛かってしまい大変です。
入居していただいた方には10年とは言いませんが、せめて7~8年くらい住んでいただきたいですね。
しかし、昨今では賃貸物件の供給戸数も多くなっていますので、一度空室になってしまうと入居者の確保が難しく長く空いてしまうことがあります。
長い期間住んでくれる入居者を探すことは賃貸経営を安定させるということに繋がりますが、そればかりにこだわっていてはなかなか入居者が見つからない可能性も高くなり、長期空室ということにもなりかねません。
もし、空いている部屋が3つも4つもある場合は短期間だけでも貸してしまい家賃収入を得るというのはいかがでしょうか。
短期間だけでも契約可能な物件は意外と需要があります。
賃貸物件に短期間だけ入居したい人なんていないと思っていませんか?じつはさまざまな事情で短期間だけでも契約可能な物件を探している方はいらっしゃいます。
短期間だけ入居したいと考えている方というのは古くなった自宅の建て替えやリフォーム工事を行なうため、一時的な仮住まいを探している方たちです。
その他にも1か月や2か月といった短期間の出張など、仕事の関係で仮住まいを探している方もいらっしゃいます。1週間程度でしたらビジネスホテルなどに連泊しますが、1か月や2か月となると宿泊費も高くなってしまうため、アパートなどで仮住まいを探す方がいらっしゃいます。
ほとんどの賃貸物件は短期間では契約ができないという物件が多いので、短期間だけでも契約が可能となると競合する物件も少なくなります。供給数が少なければ需要が少なくても問題はありません。
短期間のみ契約が可能と限定する訳ではなく、短期間の入居でも契約が可能として需要の幅を広げることで入居者の確保を行なうといった方法になります。
短期間だけ貸す場合は室内の修繕も必要最低限で済みます。
短期間で入居者が変わるとその都度室内の修繕が必要となり、修繕費ばかり掛かってしまうと思っていませんか?
短期間だけ貸す場合、室内の修繕は必要最低限だけでも大丈夫です。
長く住む目的で物件を探す方はできるだけ綺麗な物件を探しますが、短期間だけ住むという目的で物件を探す方はそこまで吟味しません。
もちろん室内が綺麗なことに越したことはありませんが、そもそも短期間だけでも契約ができる物件は限られてしまいますのでそこまでこだわっていません。
だからといって何もしなくて良い訳ではありませんが、せめて室内のクリーニングなどは行なうようにしましょう。また、クロスの汚れが極端に目立つ場合にはクロスの貼り替えも必要ですが、ちょっとした汚れの場合はそのままでも問題はありません。
短期間だけ住むという方、とくに自宅の建て替えやリフォームを行なう間だけの仮住まいを探している方は、室内よりも物件の立地にこだわります。できるだけ自宅から近い場所の物件を探していますので、少々の室内の汚れなどは気にしない方が多いです。
短期間だけでも貸して家賃収入を少しでも得るようにしましょう。
長く入居してくれる方を探すためには室内の修繕が必要となります。室内の修繕を行なうということは、室内の状態によってはかなりの金額が掛かってしまうこともあります。
そういった場合、短期間だけでも貸してしまい室内の修繕費を貯めるようにしましょう。
短期間の契約を続けてある程度の修繕費用が貯まった段階で室内を大きく修繕し、長期間入居してくれる方を探すということでも良いかもしれません。
空室が多くなってきていて困っている場合、室内の修繕もまだ行なっていないのならば短期間だけの契約も可能にするということを検討してみてはいかがでしょうか。
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