【登米市】渡り鳥の飛来地として国際的に有名な場所
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
2020年も残すところあと2か月となりました。この時期になると冬の訪れを知らせるハクチョウが飛来してきます。今年は10月中旬ころから飛来してきていましたが、天気の良い日中は稲刈りが終わった田んぼに多くの白鳥が集まっているのをよく見かけます。
石巻市に隣接する【登米市】では渡り鳥の飛来地として有名な沼があり、これからの時期は渡り鳥でとても賑やかになります。
登米市内には大小さまざな沼が数多くあります。
自然が豊富な登米市は水資源も豊富で、登米市内には大小さまざまな沼が数多くありますが、各沼にはそれぞれの特徴を生かした自然保護施設なども整備されていています。
1年中釣りが楽しめる沼、キャンプ場・公園などが併設されている沼、広さを生かしてボート場が併設されている沼など各沼の特徴も様々です。
なかでも、国内で一、二位を争う渡り鳥の飛来地として有名な〔伊豆沼・内沼〕は、飛来する渡り鳥の種類も豊富なことで国際的にも有名な沼です。
〔伊豆沼・内沼〕は数多くの渡り鳥が飛来する沼です。
〔伊豆沼・内沼〕は登米市と栗原市の境界付近に広がる沼で伊豆沼は各市にまたがっていますが、2つの沼を合わせた広さは387ヘクタールもある東北地方では最も大きい沼です。
なお、〔伊豆沼・内沼〕が有名なのはその大きさではなく、冬に数多くの渡り鳥が飛来する場所としても有名で、飛来する渡り鳥の種類も多く現在までに233種も確認されましたが、これは日本で確認された渡り鳥の約4割を超えるほどの多さとなります。
また、飛来する鳥類はハクチョウとマガンが代表的ですが、マガンは日本に飛来する約8割がこの〔伊豆沼・内沼〕に渡ってきます。
〔伊豆沼・内沼〕は昭和42年(1967年)に鳥類およびその生息地として国の天然記念物に指定されましたが、その後、昭和63年には国際的に重要な湿地およびその動植物の保全促進を目的としたラムサール条約の登録地にもなりました。
〔伊豆沼・内沼〕は一年中楽しめる沼です。
〔伊豆沼・内沼〕はとても浅い沼で、その水深は一番深いところでも約1.4メートル、平均水深は約0.76メートルとなっています。
そういった地形環境の影響もあり、〔伊豆沼・内沼〕にはさまざまな水生植物が湖面を覆い、豊かな植物や昆虫・希少種のゼニタナゴをはじめとする魚類、また淡水魚の繁殖地でもあります。
春にはアヤメ・秋にはハギ・夏には蓮の花などが沼一面に広がり、沼を屋形船で遊覧できたりもします。また、春から秋にかけては釣り場として楽しむこともできたりと、一年を通してに楽しむことのできる場所となっております。
なお、沼の周囲には三箇所のサンクチュアリセンターがありますが、それぞれ水鳥(渡り鳥)・昆虫・淡水魚をテーマにした展示施設がありますので、お近くにいらっしゃった際はぜひお立寄りになってみてください。
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