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2020年08月16日
アイナ不動産のブログ

賃貸物件を契約する時『敷金・礼金なし』の物件は本当にお得なのか?

みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。

賃貸物件を契約する時に掛かる初期費用には敷金・礼金と言った費用も含まれています。最近では敷金・礼金なしで契約できる物件も増えてきていて、賃貸物件を契約する時の初期費用も少なく済む物件も多くなってきました。

しかし、敷金・礼金なしだと初期費用が安くお得だと思われるかもしれませんが、敷金・礼金なしの契約条件の物件にもデメリットはあります。

賃貸物件を契約する時は敷金や礼金の性質、敷金なしの物件の場合に注意しなければいけないことなどを十分に理解して快適な賃貸ライフを過ごしましょう。

賃貸物件を契約する時の〔礼金〕とはどのようなものか?

「礼金を払うのにその他に仲介手数料が掛かるのはおかしい‼」

そんなことを耳にすることもありました...

「礼金と仲介手数料で二重取りだ‼」

と思われますが、賃貸物件を契約する時に掛かる礼金と仲介手数料は全く違う性質の費用になります。

 

賃貸物件を契約する時に掛かる礼金とは、不動産会社へ支払う手数料ではなく貸主に対して支払う契約のお礼といった名目の費用になります。

礼金は契約する時に不動産会社でほかの初期費用と一緒にお預かりしますが、家賃などと一緒に貸主へお渡しするお金となります。

なお、礼金は敷金とは別でお部屋を解約する時に借主へ償還する義務がありませんので、貸主が自由に使えるお金となります。退去後の修繕費の一部に充当するもよし、アパートの維持費に充当するもよしと貸主が自由に使えるお金です。

その為、礼金については払わなくて良いならそれに越した事は無い費用となりますので、礼金なしの契約条件であればその方がお得となります。

賃貸物件を契約する時の〔敷金〕とはどのようなものか?

賃貸物件の募集条件を見ていると、敷金については各物件によって設定されている金額が違います。

「敷金を2か月分も払わないといけないのかぁ...」

せっかく見つけた条件の良さそうな物件でも、敷金条件が高く設定されていると残念に思うかもしれません。敷金なしの条件であれば、契約する時に掛かる初期費用も抑えられてお得のように感じますがじつは違います。

敷金なしの条件で契約して入居した物件は、入居中に気を付けないとお部屋を退去する時にかなりの費用が掛かってしまい大変な思いをすることもあります。

 

〔敷金〕とは礼金とは違う性質があり、賃貸物件を契約する時に掛かる初期費用の一部ですが、あくまで貸主へ預け入れをしておくお金となります。預けておくお金ですので、解約する時に室内に何も問題が無ければ借主に返還されるといった性質を持つお金です。

しかし、お部屋を解約する時には入居中に借主が過失によって付けてしまった傷や汚れなどは原状回復に掛かる工事費用の一部を負担する義務を負いますので、預けていた敷金が解約する時に全額戻ってくるという訳ではありません。原状回復に掛かる負担金を引いた差額が返還されるという性質のお金になります。

 

賃貸物件を解約する時の原状回復に伴う敷金の清算処理については、以前よりトラブルが起きてしまうことがありました。そのため、敷金なしで契約した場合、退去時の修繕負担費用を全てその時に支払わなければならなくなりますので注意が必要です。

敷金なしの物件は敷金ありの物件と比べると契約する時の初期費用を抑えることができますが、だからといってお得という訳ではありませんのでお気を付けください。

敷金なしだから〔原状回復義務〕が免除というわけではありません。

敷金なしの物件だからと言って、賃貸物件を解約する時に発生する〔原状回復義務〕が免除される訳ではありません。入居中に借主の過失によって付けてしまった傷・汚れの原状回復義務はあくまで借主にありますので、解約する時にはその修繕に掛かる費用分の負担が発生します。

敷金なしの物件とは「契約時に預かり金はありませんよ」ということだけで、「原状回復義務を免除しますよ」ということではありませんので注意が必要となります。

 

この〔原状回復義務〕についてはどの程度が借主の負担となるのかはとても難しい問題ですが、少なからず借主が付けてしまった傷の修繕費用は負担が発生すると考えておいた方が良いかと思います。

 

賃貸物件を敷金なしで契約した場合・敷金を2か月分預けて契約した場合、退去時の手続きでどの程度差額が生じるのかを例えとしてご説明いたします。

『退去時の原状回復として、借主が負担する費用が8万円掛かる場合』

賃料が5万円の物件にて敷金2か月分(10万円)を預けていた場合、預けていた敷金10万円から借主が負担する原状回復費用の8万円を差し引きます。そうすると2万円が余り、この余ったお金については借主に戻されるお金となります。

つまり、敷金を預けていた場合、退去時に負担する原状回復費用が預け入れしていた敷金の範囲で収まれば改めて支払うお金は無いという事になります。ただし、敷金の範囲で収まらない場合は不足金が生じてしまいますので、その不足分を支払う必要があります。

 

それでは、敷金なしで契約した場合はどうなるのでしょうか。敷金なしの条件ですので、契約する時に預け入れしていたお金はありません。しかし、借主が負担する原状回復費用として8万円は掛かります。預け入れしていたお金はありませんので、その8万円は退去後に支払わなければならないお金となります。

敷金なしでも敷金ありでも退去時に掛かる費用に変わりはありません。どちらの条件がお得という事はありませんが、敷金なしで契約した場合の方が退去時に余計支払っている感じがしてしまいますね。

敷金の性質を理解して、十分に注意しましょう。

一見、敷金なしの物件は契約時に掛かる費用も少なくお得に見えてしまいますが、敷金なし物件の場合は事前にハウスクリーニング代をお支払いしなければならない物件も多いです。

 

これは解約時に掛かる原状回復工事の一部として、「室内清掃費用だけでも先にお支払いいただきます」といった意味合いが強いです。

 

なお、解約時の原状回復に関しては以前からトラブルが少なからず生じてしまい、国土交通省でもガイドラインを作成するほどです。また、2020年4月1日施行の改正民法により、敷金の取り扱いについて法律で明文化されました。

参照:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

参照:『民法改正』による〔敷金の取扱い〕

 

敷金なしで契約した場合でも、入居中に十分配慮することで解約時の原状回復負担を少なく抑えることはできます。

敷金なしの物件が危険というわけではありませんが、敷金の性質を十分に理解することで、素敵な賃貸生活を満喫していただけることを願っております。

ホームページの賃貸一覧に掲載中の物件以外にもご紹介可能な物件が多数ございます‼

『賃貸一覧に掲載中の物件は取扱い物件の一部です』

いつも弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。

ホームページの賃貸一覧に掲載中の物件は、弊社にて取扱中の物件を全て掲載しているわけではありません。

全て掲載してしまいますと、掲載物件数が膨大になってしまい検索するのが大変になりますので、各エリアの代表的な物件を掲載させていただいております。

ご紹介可能な物件は多数ございますので、お問合せよりご希望条件などお聞かせいただきますと幸いです。

なお、未掲載物件も全て仲介手数料は割引価格にてご対応しておりますので、何なりとお申し付けくださいませ。

この記事を書いた人
鈴木 貴彦 スズキ タカヒコ
鈴木 貴彦
生まれも育ちも宮城県石巻市です。 建設業から不動産業に転職して10数年、不動産業では賃貸・賃貸管理・売買と不動産に関する業務全般に携わってきました。建設業時代に培った技術で設備のちょっとした不具合などの修繕も行なっています。 〔アなたのイ~ナがきっとみつかる〕よう精一杯お手伝いをしておりますので、石巻市や近隣エリアで不動産物件をお探しの際はぜひお声掛けください!
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