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2020年08月07日
アイナ不動産のブログ

『民法改正』により〔敷金の取扱い〕が明文化されました。

みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。

新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されていた2020年4月1日に民法改正がひっそりと施行されました。なお、改正された内容のひとつに賃貸借契約における〔敷金規定の明文化〕があります。

法律に明文化されると聞くと敷金の取扱いが面倒になりそうでなんだか怖い感じがしますが、〔敷金規定の明文化〕というものがどのような内容なのかを理解してしまえばとくに問題はありません。

賃貸借契約に於ける〔敷金〕とはどういったものか?

賃貸物件を契約するときに支払う諸費用のひとつに〔敷金〕があります。

〔敷金〕というものを簡単に説明すると、契約時に賃借人から賃貸人が預かるお金のひとつで、賃貸借契約期間中に賃借人の債務不履行や損害を発生させた場合に充当するためのお金です。

もっと簡単にいうと、家賃の支払いが遅れたときや物件の設備を壊してしまった時の修繕費に充当するためのお金となります。

 

しかし、従来から〔敷金〕には「契約時に預けるお金だけど結局は戻ってこないお金」というあまり良くないイメージをお持ちの方も多いかと思います。

賃貸借契約書の特約事項などには〔退去時の原状回復費用を敷金から充当する〕といった内容が記載されているケースが多くあります。

そのため、「賃貸物件は退去する時に敷金の精算で揉めることが多い」という変なイメージも根付いてしまうほど、敷金精算が大きなトラブルに発展してしまうこともあります。

 

それだけ〔敷金〕の取扱いを曖昧に行なってきたということなのでしょうか。とくに自主管理をしているオーナーさんが多かった時代によくあったと聞く〔敷金精算トラブル〕ですが、現在でも敷金精算でトラブルが起きることがあるため、法律で〔敷金規定の明文化〕が行なわれたということになります。

〔敷金規定の明文化〕されることで何かが変わったのか?

2020年4月1日施行の民法改正により敷金の定義が明文化されました。その内容は下記の通りです。

【いかなる名目によるかを問わず,賃料債務その他の賃貸借に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭の給付を目的とする債務を担保する目的で,賃借人が賃貸人に交付する金銭】

法律ですので、聞き慣れない言葉が使われて表現されていますが、明文化された内容をよく確認してみるとこれまでと何かが変わったわけではありません。

何かが変わったというよりは『何も変わっていない』と言った方が正しいですね。

これまでは〔敷金〕というものを法律で明確にしていなかったため、敷金の精算なども曖昧にされてきたことがあったかもしれませんが、〔敷金〕を法律で明確にすることで敷金精算トラブルが起きないようにする目的で明文化されたということになります。

〔敷金規定の明文化〕による影響はあるのか?

結論から申し上げますと敷金規定が明文化されることによる影響はありません。これまで曖昧だったものを文章にしただけという感じの捉え方で良いかと思います。

上記にも記載しましたが「敷金とはこういったお金です」という定義が法律で明確にされただけです。そのため、〔敷金規定の明文化〕されたからといって怖がる理由は何もありません。

 

ただし、いままで退去時の敷金精算を曖昧にしてきた方は気を付けたほうが良いです。民法改正では〔敷金規定の明文化〕のほかに「原状回復の負担割合について」も明文化されました。

いまでも敷金精算については国交省が監修している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参照にして行うこととされてきましたが、2020年4月1日の民法改正以降は敷金精算については「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参照にして行なうことというのが法律に明記されました。

 

この原状回復については入居者の方でも勉強されている方は多く、ガイドラインの内容を熟読されている方もいらっしゃいます。

今までは〔法律〕では無かったため曖昧にしてきても問題が起きなかったのかもしれませんが、これからはちょっとしたことで〔法律違反〕となってしまう可能性もあります。

この機会にぜひ「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の内容を確認してみることをオススメいたします。

 

参照:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

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この記事を書いた人
鈴木 貴彦 スズキ タカヒコ
鈴木 貴彦
生まれも育ちも宮城県石巻市です。 建設業から不動産業に転職して10年以上が経ち、不動産業では賃貸・賃貸管理・売買と不動産に関する業務全般に携わってきました。建設業時代に培った技術で設備のちょっとした不具合などの修繕も行なっています。 〔アなたのイ~ナがきっとみつかる〕よう精一杯お手伝いをしておりますので、石巻市や近隣エリアで不動産物件をお探しの際はぜひお声掛けください!
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