賃貸物件の空室対策、どのような方法で行なっていますか?
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
年が明ければ新生活が始まる春先に向けて引越しも活況となりますね。いままで空室が長く続いていて悩んでいた物件もこのチャンスは逃せません。
しかし、入居者が決まるためには室内のメンテナンスや空室対策が必要となります。空室対策を行なうことによって空室期間も短くなり、賃貸経営も安定してきますのでこの機会に見直してみましょう。
昨今、賃貸物件の空き部屋が目立っています。
人口の自然減少や少子高齢化の影響もあり、賃貸物件は需要と供給のバランスが崩れ空いている部屋が目立っています。
自然災害の影響などで一時期的に需要が高まる場合もありますが、その現象は長続きしません。一度部屋が空いてしまうと長期間入居者が決まらないといった事が珍しくない時代になってきています。
新築の賃貸物件でも建物が完成する時期が悪ければ、完成から半年以上入居者が決まらない状況が続いてしまうことも稀ではありません。
賃貸経営を安定させるためには部屋を借りていただくことが一番です。空室期間が長く続くとその分の収入も減り、採算が合わなく苦しい賃貸経営となってしまいます。
賃貸経営の安定のために空室部屋は無いことが一番ですが、空いている部屋の対策を何も行なわなければいつまでたっても空室は無くならないかもしれません。
空き部屋が出たときの対策は行っていますか?
賃貸物件の供給数が多い時代ですので、空室部屋を無くすためにはさまざまな方法を行なっている方もいらっしゃいます。
修繕費用を投資して室内の間取を大きく変更したり、全ての設備を新しくするなどさまざまな空室対策が取られています。しかし、みなさんが大きな費用を掛けれる訳ではありません。どうしても費用を掛けることが難しいという方もなかにはいらっしゃいます。
必要最低限の修繕で次の入居者が決まることが一番良いとは思いますが、賃貸物件自体が多く、空いている部屋も多い時代となっています。
ある程度の費用を掛けて早く入居者が決まれば、その分掛けた費用の回収も早くできますので、入居者を決めるためにはある程度の支出は覚悟しなければなりません。
なお、大きく部屋を修繕することだけが空室対策ではありません。空いている部屋の室内に小物を飾り部屋の雰囲気を変え案内時の印象を良くすることや、入居時の準備物を減らしてあげるために室内の照明器具を付けてしまうなど、ちょっとしたことでも構いません。
また、室内の修繕を行なうことだけが空室対策ではありません。契約条件を見直すことも空室対策のひとつとなります。
最近では敷金礼金なしの物件も増えてきています。それに合わせる必要はありませんが、礼金をなくすことや入居月の家賃をサービスするなどといった事も空室対策として有効となります。
賃貸物件の空き部屋が多い時代です。入居率を高めるためには、いろいろな手を尽くすことが必要な時代となってきています。
室内の臭いには十分気を付けください。
暑い季節を空室で過ごしてしまった物件は、室内の臭いには十分に注意が必要となります。
気温が低い時期には自然と抑えられる排水の臭いですが、気温が高い時期は室内に充満してしまいます。これから寒くなる時期だから大丈夫だろうと安心してはいけません。
長い期間空室が続いていた部屋などは、排水トラップ内の水が蒸発して無くなっている可能性があります。排水トラップ内の水が無くなってしまうと室内中に排水の嫌な臭いが充満してしまい、案内時に部屋に悪いイメージを与えてしまう原因のひとつとなります。
もし、長い期間空いている部屋がある場合は室内の状態を一度確認してみましょう。
その際は自宅からペットボトルなどの容器数本に水を汲んで持っていき、排水口から流してください。また、サランラップなども準備しておき排水口付近を大きめに塞いでおきましょう。それだけでも排水の臭いが充満することを防げる場合もあります。
なお、すでに臭いが充満してしまっている場合は部屋の換気を十分に行なってください。換気を十分に行なったうえで無香料の消臭剤を室内に2~3個設置して様子を見てみましょう。それでも排水の嫌な臭いが続く場合は定期的に換気が必要ですが、あまりにも酷い場合は消臭スプレーの使用も検討してみましょう。
排水の臭いは空室の部屋にとって大敵です。どんなに部屋が新しくて綺麗な状態でも、その臭いだけで嫌われることもあります。
空いている部屋の入居者を早く決めるためにも、空室対策は必ず行ないましょう。
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