お部屋を模様替えするときはいろいろと注意しましょう。
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在宅でのリモートワークに切り替わった方も多いかと思います。
突然のことで大変ですが、自宅で仕事をするスペースを確保するために室内の家具の配置を変えるなど、模様替えを強いられた方も多いかもしれません。
なお、賃貸物件で模様替えをするときはいろいろと注意しなければならないことがあります。
家具を移動するときに注意したいこと。
お部屋の模様替えで多いのが家具の配置移動ではないでしょうか。家具の配置場所が変わるだけでお部屋の雰囲気が全く違う感じになりますし、配置を変えるだけなので手軽に出来るかと思います。
なお、家具の配置移動を行なうときには注意しなければならないことがあります。それは床や壁への傷です。
家具を移動するときに付けてしまった床や壁への傷、これは経年劣化や自然損耗には該当しません。つまり、退去時の原状回復に該当し、修繕費の負担が発生してしまいます。
壁クロスへの擦り傷程度であればクロスの張替で済みそこまで修繕費も高くありませんが、家具をぶつけて壁に穴を空けてしまったり、床に大きな擦り傷や凹みを付けてしまうと修繕費も高くなりますのでお気を付けください。
家具を大きく配置移動するときは細心の注意を払い、必要に応じて床や壁の養生を行なうことをオススメします。
ソファなどを設置するときに注意したいこと。
リビングなどにソファを設置している方もいらっしゃるかと思いますが、設置するときに注意したいことがあります。
ソファを壁沿いに設置した場合、ソファの布地の色が壁に移ってしまうことがあります。また、脚付きのソファの場合、接地面に傷や凹みが付いてしまうこともあります。
もちろん、この色移りによる壁の変色や床の傷・凹みも経年劣化や自然損耗には該当しませんので、退去時の原状回復による修繕費負担が発生してしまいます。
とくに床の傷・凹みは修繕費が高くなってしまうことが多いので、脚付きのソファを設置するときは、床との接地面にクッションとなる様な物を設置しましょう。ダイニングチェアの脚用の靴下など市販されていますので、それを代用するのも良いかもしれませんね。
リメイクシートを貼るときに注意したいこと。
簡単にできるDIYとして、100均などでも販売されているリメイクシートがありますが、誰でも簡単に貼れて手軽にお部屋の雰囲気を変えることができるとても人気の商品です。
リメイクシートをキッチンの収納扉や建具などに貼ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、貼るときには注意しなければなりません。
リメイクシートは退去時には剥がさなければなりませんので、収納扉や建具に貼ったリメイクシートを剥がしたときに糊が残ってベタベタになってしまったり、収納扉や建具に傷を付けてしまうことがあります。
リメイクシートを貼ってしまったがために、退去時の原状回復で収納扉や建具の交換が必要なんてことにもなりかねませんのでお気を付けください。
なお、リメイクシートを貼ったままで退去した場合でも修繕費用は発生しますので、退去時には剥がす必要があります。
どうしても収納扉や建具にリメイクシートを貼りたいという場合、退去時には剥がす必要があり、状況に応じて修繕費が発生するということを考慮したうえで行いましょう。
断熱用シートや防犯フィルムを貼るときに注意したいこと。
冬場の寒さ対策や結露対策として、窓に断熱用シートは貼る方もいらっしゃるかと思います。また、防犯対策として、窓に防犯フィルムを貼る方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも同じですが、退去時には窓に貼った断熱用シートや防犯フィルムは剥がさなければなりません。それもシートやフィルムの糊が窓に残らないように剥がす必要があり、かなりの時間と労力が必要となる場合もあります。
リメイクシート同様、断熱用シートや防犯フィルムなど貼ったままで退去した場合、撤去に掛かる費用が負担計上となります。
賃貸物件でお部屋の模様替えをする場合はいろいろなことに注意しなければなりません。退去時には原状に戻す必要があるということを見越したうえで、いろいろな方法でお部屋の模様替えを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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