2020年の『石巻川開き祭り』は中止となります。
みなさん、こんにちは。アイナ不動産の鈴木です。
宮城県石巻市では毎年夏場の2日間に渡って「石巻川開き祭り」が開催されております。石巻地方では夏の風物詩としてパレードや花火大会など、楽しみにしている方も多いお祭りです。
しかし、2020年の「石巻川開き祭り」は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、4月27日に開催の中止を決定しました。
1916年から始まった夏の風物詩『石巻川開き祭り』
「石巻川開き祭り」は江戸時代、仙台藩主伊達政宗の命を受け北上川改修に尽力した川村孫兵衛の功績をたたえるとともに、川や海での犠牲者を弔う行事として1916年に第1回目が開催されました。
石巻地方の夏の風物詩である「石巻川開き祭り」は以前は8月1日・2日の2日間に開催されていました。
しかし、平日開催になってしまうと来場者数が見込めないという観点から8月の第一土曜・日曜に変更した年もありましたが、仙台市で行われる仙台七夕の開催日と重なってしまうということもあり、2015年からは7月31日と8月1日の2日間に渡っての開催となっています。
「石巻川開き祭り」では旧北上川の河口を利用して行われる水上行事として孫兵衛船競漕や灯篭流し・花火大会などが行なわれます。
また、石巻駅から旧北上川方面を歩行者天国にして行われる陸上行事の鼓笛隊や踊り・ダンスのパレードなどといった各種イベントが催されます。
2019年には陸上行事としてディズニーパレードも行われたこともあり、7月31日と8月1日の2日間で19万4000人の人出がありました。
2020年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催中止を決定しました。
東北三大祭りとして有名な「仙台七夕まつり」が4月10日に新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止を発表しましたが、それを受け石巻市では石巻川開き祭りの開催実施について検討をしていました。
4月27日時点では、石巻市内での新型コロナウイルス感染症罹患者は確認されていませんが、「石巻川開き祭り」は例年、市外や県外からも多くの人出があり、開催することで新型コロナウイルス感染症が広がる恐れがあるとして中止を決定しました。
一時は全国的にも新型コロナウイルス感染症罹患者数が抑えられていましたが、6月下旬から再度全国的に罹患者数の増加もあり、石巻地方でも7月3日に新型コロナウイルス感染症の罹患者が2名確認されました。
4月の段階で中止を決定していましたが今年はさまざまなイベントが中止となっていますので、残念ではありますが来年以降の開催に期待したいですね。
なお、2011年に発生した東日本大震災で多くの犠牲者が出た石巻市では、2011年以降より川開き祭りの祭典に合わせて鎮魂の供養祭を行なっていましたが、供養祭については規模を縮小し、関係者のみで開催する方針で日時や場所など調整しております。
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